26歳で悪性リンパ腫になった生物系大学院生

混合細胞型ホジキンリンパ腫 (第4頸椎の生検) . 頸椎・腰椎・肩甲骨・腹部リンパ節に散在 (治療前のPET-CT). ABVD4コース時点で第4頸椎以外はPET陰性になるも, 5コース目では第4頸椎が増悪, ESHAPを1コースでSD, ICEを4コースでPR, その後は放射線治療46Gyで自家末梢血幹細胞移植併用大量化学療法になだれ込み, 社会復帰しつつアドセトリス15コース施行. 現在経過観察(2020/04). ~頸椎後方固定したおかげで首が動かせず、物理的に前向きなった(笑)~

放射線治療その2- 46Gy照射後の副作用とPET-CTとMRIでの評価と今後の予定

46Gyという照射量はホジキンリンパ腫にしてはなかなか多いのではないかと思います. 腫瘍を消すためになるべく多く照射したいけど脊髄には50Gy未満しか掛けられないから46Gyかな, ということで決まった照射量. 高まる線量, 高まる不安と二次発がんのリスク. 北海道はすっかり冬ですね.

 

放射線の副作用はなんだかんだつらかった

副作用ですが, 照射しているうちは喉がイガイガするくらいだったのが, 46Gyを終えて2日間ほど経ったあとから猛烈に喉が痛くなった. 飲み込むたびに涙が出るくらい. 痛み止めを飲もうかなと思ったけど, 「今日より明日の方が痛いときのために今日は痛み止めを飲むのを止めておこう」という謎の心理で結局, 飲みませんでした. 「こりゃ痛くてたまらんわ~」という時期は4日間くらい続き, その後は割とすぐ落ち着きました. 落ち着いてメタルキングを狩りまくりました. DS版DQ5の新キャラのデボラがあまりにも強い. . .

 

放射線治療の効果は上々だが. . .

PET-CTを撮りました. 小さくなっているものの, 頸椎前面の集積が認められました. よいニュースとしては, 全身の他の部位への転移を疑う集積はありませんでした. つまり, 部分寛解での状態で自家移植併用大量化学療法になだれ込む運びになりました. なだれ込み. 5年全生存率が20%弱のパターンです. 悟り. . .   

MRIでも, 頸椎前面の腫瘍的な信号は小さくはなっているものの未だに消失せず存在していました.

もちろん, 楽観的に解釈すれば, PET-CTでの頸椎前面の集積は放射線治療後の炎症で, MRIでの信号は消失過程にある信号を捉えたものと考えられなくもない. ただ今までの経過からしてそれは無理な解釈に思えます.

 

明日からめっちゃ抗がん剤やる!

明日から大量化学療法が始まる. 「移植前処置」はMEAM療法で行なうことになった. 非常にどうでもいいが, 「移植前」という言葉がつくと, 「移植こそがメインであり, 前処置はサブ」という印象になるが, これは移植による殺腫瘍効果が期待できる同種移植においては正しいものの, 抗がん剤自体の力を当てにしている自家移植併用大量化学療法については, 適切ではないと思います.

 

この前処置は, これまでに受けた治療の中で最も治療関連死の確率が高いので, 無菌室での個室ライフをエンジョイしつつ, なんとか生還したいです. 上手くいけば, 今回の特別国会が閉会するまでには, この大量化学療法のことを記事に出来るかもしれぬ. . .

 

20190714

見出しを追加してですます調にしました.