26歳で悪性リンパ腫になった生物系大学院生

混合細胞型ホジキンリンパ腫 (第4頸椎の生検) . 頸椎・腰椎・肩甲骨・腹部リンパ節に散在 (治療前のPET-CT). ABVD4コース時点で第4頸椎以外はPET陰性になるも, 5コース目では第4頸椎が増悪, ESHAPを1コースでSD, ICEを4コースでPR, その後は放射線治療46Gyで自家末梢血幹細胞移植併用大量化学療法になだれ込み, 社会復帰しつつアドセトリス15コース施行. 現在経過観察(2020/04). ~頸椎後方固定したおかげで首が動かせず、物理的に前向きなった(笑)~

自家移植から約2年半経過した件と就職した件と木曜ドラマの件

新型コロナウイルスによる自宅待機によって時間ができたのでブログを更新することにしました. 特に書くことはないのですが, 闘病ブログにおいて最も重要なのが生きているアピールだと考えているので, なんもないけど書きます.

この5月で自家移植から2年半になります. また, アドセトリスを終了して1年とちょっとが経過しました. 現在は4月から就職した先の所属となっていわゆる新社会人(29歳)ですが, 最初の5日間しか通わずに緊急事態宣言に伴って, 1年生社員は自宅待機になりました. 5日間しか通っていないんですが, 当たり前ですが, 自分のなんもできなさにビビりました. これまでは植物の研究を曲がりなりにも7-8年続けてきて, それなりにいろいろ出来るようになってきたなと思っていたのですが, 新しい職場では,なんもわからん!というような感じです. ヤバいです. これはヤバいぜどうすんだ!と思っていた矢先の自宅待機なので, 自身の戦闘力が0であることを確認しただけの状態で, ヤキモキしていますが自分の選んだ道なのでまじめに勉強していく以外の選択肢無し.

 

そういえばフジテレビで先頃に木曜夜の枠で放送されたアライブというドラマは患者的に分かりみが深かったです. ひたすら分かりみが深すぎて, ドラマみながら固まってしまいました. なんか, 患者としてはこのドラマを見るのが義務なんじゃないかと思って, 楽しむとかを超越した義務感で見守りました. 特に分かりみが深いと思ったのは, 心先生が患者会のメンバーに「こんなことして意味あんの?」みたいなことを言ったところとかですかね. 傷をなめ合っても病気が治るわけではないという意味では意味は無いんだけど, 自分でもどうしていいかわからないことを言葉にして共有して貰うことでギリギリ踏みとどまれるかも知れないという意味では意味があるんだと思いました. まあ, 心先生は人間としても強い人間だからそういうメンタル的な効用ないし傷のなめあいにリソースを割くならもっと病気に物理的に介入するための努力割きたい派ということなんでしょう. . .そんな心先生も梶山先生には心のほどけた態度を取ってしまっていてそれがお涙ちょうだいではありましたが. ところで患者会に入っている人たちすごいと思います, コミュニケーション能力が. 私には到底無理だ. 自分なら気疲れして病状悪化しそうだ. あと発想が非リア且つ患者っぽいんですが, 最終話で付き合っているぽかった結城先生と佐倉莉子さんに今後待ち受けるであろう別れや絶望を想像すると辛いですね. 幸せをみるとそれが失われることを想像してしまうから怖いです. あと外来化学療法室とかがリアル感ありましたね. まあ実際は隣の人に話しかけられでもしたらめっちゃビビると思いますけど. . . 自分ならATフィールド全開で塩対応してしまいますね.

ところでコロナの影響でエヴァの新作公開延期になってしまいました. ほんとつらいけどしかたない. 生きているうちにエヴァ新作みたいので, 私が再発するまでにはコロナが収まってエヴァ公開されて欲しいです.