治療
初の寛解判定 自家移植後5週間後にPET-CTを撮りました. 結果は幸い, 第4頸椎へのFDG集積は有意ではなかった. リンパ腫の病変を疑うような別部位への集積もありませんでした. 遂に「寛解」の二文字を, 一時的なものであるかもしれないとしても, 得ることがで…
血球の回復経過 大量化学療法(MEAM療法)の最後の抗がん剤であるアルケランの投与の翌日に自家末梢血幹細胞の移植を行ないました. 移植当日の白血球数は3000台. 移植から3日後に100で, その後しばらく0で, 移植後5日目からG-CSF製剤の注射(250µg/日)を開始, 1…
46Gyという照射量はホジキンリンパ腫にしてはなかなか多いのではないかと思います. 腫瘍を消すためになるべく多く照射したいけど脊髄には50Gy未満しか掛けられないから46Gyかな, ということで決まった照射量. 高まる線量, 高まる不安と二次発がんのリスク. …
さきほど1日2Gyの照射の12回目を終え, 放射線治療科の先生の診察を受けてきました. 放射線の副作用はいまのところ大したことない 副作用は, 照射部位である首の左右のサイドの皮膚が赤みを帯びている(前面は照射されてないので赤くない)のと, 食道の上のほう…
前回、ICE療法2コース終了後のMRIの判定で、結果がとても良かった件について書きましたが、今回はICE療法4コース後のPET-CTの結果とその後の予定について書きます。アフェレーシスについては気が向いたら書くことにします。 PET-CTを、ICE療法4コースの2週間…
ESHAP療法があまり効かなかったので、ICE療法を行なうことになった。 ICEとは、イホマイド(ナイトロジェンマスタードの一種。アルキル化剤。嫌だー)、カルボプラチン(白金製剤)、エトポシド(トポイソメラーゼII阻害剤)の頭文字をつなげたもの。 治療期間です…
妊孕性(にんようせい、と読むらしいです)とは、文字通り妊娠のしやすさ(してもらいやすさ)のことを意味します。 化学的な抗がん剤は、単にがん組織を攻撃するだけではなく、体のあちこちの組織や器官にダメージを与えます。ダメージは骨髄や消化管上皮などだ…
5月末に再入院して、救援化学療法1)というものを開始しました。この救援化学療法の成績で5年生存率が40%ほど増減するようです2)。 医師から、救援化学療法の具体的なレジメンとして採用する可能性のあるものとして3つ挙げられ(ICE、ESHAP、もう一つは何だっ…
札幌で1つめの病院があまり良くなかった(泣) ために患者としての主体性に目覚めた 東京から札幌の病院に移ったあと, ホジキンリンパ腫の標準治療であるABVD療法を開始しました. 実はこの病院は, 以前, 私の父が血液内科でお世話になり, 見事生還を達成させて…