悪性リンパ腫で頸椎溶けたことなど。

骨原発なホジキンリンパ腫患者の記録

東京への復帰と維持療法

1月末に東京に戻ることができた。病み上がりの体力皆無状態での東京復帰はまさに過酷な戦いだったが、気持ち的には非常に前向きに取り組めた。本当に久しぶりにすがすがしい気持ちになれた。最初東京に戻るとき、両親が一緒についてきてくれ、そのまま新しい部屋を決め、その後には妹も来てくれ引越しを手伝ってくれた。頼りになるなあ。

 

研究室にも復活できた。もちろん以前のように1日に12時間以上働ける体力はないが、なんとか日中は活動できている気がする。誠にありがたい。以前は体力勝負であまり生産性に目を向けていなかったが、体力の無い今、とにかく生産性をあげるべく、楽して成果を出せるように工夫するのが楽しい。

 

現在の血の状態は、白血球が3000から4000、赤血球とヘモグロビンと血小板が正常範囲の下限値の90-95%くらい。あと、手元の血液検査結果の表にはないが、IgGがかなり少ないと言われた。つまり、全体的に血は薄めで抵抗力が弱っていると読める。自家移植後なのでこんなもんかという気もする。とりあえずうがい手洗いと歯磨きと、外出中と睡眠中は常にマスクをするようにしている。今のところ風邪は引いてない。

 

ところで、札幌のときに大変お世話になった主治医に、維持療法したほうがよい、と強くおすすめされたので、これを行ないうる病院を探し、そこに通うことになった。まだ1回しかしていないが、今のところ目立った副作用はない。しかし、これから回数を重ねるにつれて末梢神経障害は出てくるらしい。自分の研究の実験でミクロトームで切片つくる等の細かい手作業をしているのだが、末梢神経障害で手が動きづらくなる前に、博論に必要な細かい作業の必要な実験を終わらせたい、と思っている所存。

 

依然として5年後の生存率はいま自分の周りにいる人たちと比べて有意に低いという事実が、私にとっては重い。しかし自分なりにベストを尽くしたならばそれはそれで運命として受け容れるほかなく、開き直って前向きに生きたい。最善手を指し続けていきたい。

 

とはいえ、現在の状況は本当にありがたい。実験のデザインがどうだとか、研究の方向性がああだとか、そういう他愛もない(と言っては不真面目に聞こえるが直ちには命に関わらないという意味で)ことに頭を悩ますことの出来る状況に乾杯!

いつ終わるかも知れないこの日常を大事に生きたい。

家族や友人や病院の方々や、研究室の人たちに感謝だ。

 

ブログの上のほうに広告が表示される頃にまた更新して、蓄積しているであろう維持療法の副作用についてでも書く(かも知れない)。